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2015/08/22

Son


Son (Giver Quartet, Book 4)
著者:Lois Lowry
語数:76,096
読みやすさレベル:6.0
評価:★★★★★

the Giverシリーズの今度こそ最終巻?
舞台はGiverと同じJonasと同じコミュニティから始まります。主人公はBirth motherのClaire。Gaveの母親の物語です。この作品は三部構成になっていて、第1部は出産からコミュニティからの脱出を、第2部は記憶をなくしWater Claireとして別の村で過ごす日々から記憶を取り戻し、その村から脱出するまでを、第3部ではGaveのいるコミュニティの様子が描かれます。

と、これだけですっごく面白そう!紙の本にして405ページ、YLも6と私が普段読んでいる本にしては長編かつ難しい内容のはずなのですが、やはりthe Giverファンとして気合で読みました。特にJonasやClareのコミュニティについては1作目 the Giverからもうちょっと読みたい気持ちがあったので、第1部は夢中で読めた。

ところで、1作目の the Giverを読んだのはもう数年前になるんだけど、この数年でわたしも私事ですが子どもを授かり....。Clareの子どもを想う強さ、子どものために行動する強さ、愛とはこういうものなのか、とジーンとしてしまった。

最後はハッピーエンドです。今まで謎を残しながら終わってきたシリーズですが、一応ひと通りの決着はついたんじゃないでしょうか。